(撮影2012~)
大船渡市には、貝塚等の遺跡が多くあります。蛸ノ浦貝塚は、今から5500~4000年前(縄文時代前期~後期)の遺跡で、屈葬人骨、居住跡、アサリ、マガキ等の貝類、マグロ、鹿や猪の骨、土器、石器、骨角器が、出土されれています。大昔から、豊かな海の文化を伝えている地域です。
気仙地方と呼ばれる「大船渡市」・「陸前高田市」「気仙郡住田町」は、平泉時代から「金」、「塩」、「塩を主とする魚介類、五十集(いさば)もの」ので栄えた地域です。 平泉文化を支えたとされる金鉱山「今出山」跡地があります。「今出山」の採掘は、休山・再開を幾度か繰り返され、1956年(昭和31年)には廃山となりました。
漁業では、本州一のサンマの水揚げを誇る大船渡市ですが、農業は、耕地面積が限られていてます。集約複合経営で、食肉、シイタケ、イチゴ等を生産し工夫を重ねた生産がおこなわれています。最近は、「アグリビジネス」の創出にも取り組んでいるようです。
東日本大震災の津波で建物が流された陸前高田市の酒造会社さんは、翌年に大船渡市に新工場を建設されています。
良港な大船渡港。現在の貿易は、輸入は「石炭」輸出は「写真用紙」がメインだそうです。